
すべての肌トラブルは乾燥から始まる!!
女性の肌悩みでつねにトップにくるのが「乾燥」です。それも年齢をかさねた人だけではなく、30代になったあたりから急増します。乾燥するとバリア機能が弱まり、肌がつっぱり、シミやしわの原因にもなります。高級化粧品を使ってもなかなかよい効果は得られません。乾燥の原因がどこから来るのか、その原因をよく確かめないと、やがて深刻な肌トラブルに発展しかねません。すべての肌トラブルの入り口は乾燥からはじまっているからです。
合成成分がバリア機能を弱める
現代の化粧品の90%は、石油を原料とする合成成分で作られています。残りの10%が、植物エキスを主にしたオーガニック化粧品といわれています。しかし、このオーガニックと呼ぶ化粧品にも、ほとんど何らかの合成成分が使われているのです。これらの合成成分が、肌のバリア機能を弱めていき、壊してしまうのです。バリア機能とは、肌の水分の蒸発を防ぐとともに、大気中のアレルギー物質が体内に侵入しないように阻止する機能です。なので合成成分の化粧品といえども、バリア機能をこわしたままにはできません。そこで、合成ポリマーという成分を使って、肌の表面にビニールのうすい膜をつくり、水分の蒸発を防いでいるのです。じつはこれがまた問題を引き起こす大きな原因になるのです。

皮脂分泌ができなくなると
肌の表面がビニールの膜で覆われてしまうとどうなるか。皮脂腺から皮脂が正常に分泌できなくなります。すると皮脂腺は、もう自分の役目は終わったのだと勘違いして、分泌をさぼってしまうようになります。すると、肌表面の油分が不足して、かさついた肌になります。また皮脂腺がビニールの膜でふさがれると、ぶつぶつした吹き出物ができたり、酸化して茶色になったり、肌の透明感が失われていきます。肌表面の乾燥も、吹き出物になる油分も、肌の代謝が滞った結果なのです。このように肌の組織は非常にデリケートにできています。化粧品のコマーシャルや宣伝文句を信じて、肌本来の機能を狂わせないことが何より大事です。どんなに時代が進化しようと、肌の構造が変わることはありません。大手化粧品の商品ならそんなことはないはずだと考えるのは誤りです。化粧品を手にとって、全成分表示をよくみてください。ほとんどの商品に合成成分がたくさん配合されています。なぜなら、圧倒的にコストを抑えて、利益を大きくできるからです。
なぜオーガニックは乾燥する?
肌の細胞が生まれかわるターンオーバーは1~1.5ヶ月ほどかかります。ですから本来の肌が1週間や10日で見違えるほど変わることはありません。即効性を謳う化粧品には何か仕掛けがあります。肌はターンオーバーを何回か繰り返しながら改善していくので、変化するには2,3ヵ月ほどかかります。即効性は、肌の生理を無視した化学作用によるものです。皮脂分泌の機能を戻すには、スキンケアの本質に立ち返ることが大事です。またケミカル化粧品をオーガニック化粧品に切り変えたとき、一時的に乾燥すると感じることがあります。これは、合成ポリマーのビニールの膜がなくなると、肌は一旦素肌になるからです。このため乾燥を感じやすくなるのですが、そこから自然治癒力で徐々に潤いをとり戻していきます。なので「オーガニックは乾燥しやすい」と早合点して、オーガニックはダメだと早合点しないことです。素肌そのものが本来の力を取り戻さないかぎり、肌は基本的によくなりません。どんなに素敵なメークも、素肌の土台がちゃんと整ってこその美しさなのですから。
表皮常在菌が肌を守っている
肌の潤いを保つバリア機能は、肌表面にある皮脂膜、角質層の細胞間脂質、天然保湿成分(MNF)の三つからなっています。みずみずしい角質層を維持する美肌の決め手は、肌自らが分泌する皮脂にあります。じつは健康な肌の表面には、無数の善玉菌である表皮常在菌が住んでいます。常在菌は皮脂と汗をエサにして、肌にとって最高とされる天然のクリーム、つまり皮脂膜をつくります。ところが、常在菌は合成成分(ケミカル成分)にめっぽう弱くて、ケミカル成分をつけると剥ぎ落されたり、一掃されたりしてしまいます。注射のとき、アルコールで一拭きするのは、雑菌を消毒するためですが、あの原理です。常在菌はいなくなると、必要な皮脂膜が形成できなくなります。ですからケミカル化粧品が、表皮常在菌について説明することはほとんどありません。表皮常在菌を育て、正常にもどすことを意味する、整菌とか、育菌という言葉があるのはそのためです。
スキンケアとは皮脂を補うもの
この表皮常在菌によってつくられる皮脂膜にもっとも近い成分を外から補うのがスキンケアの本質です。それによって肌本来のみずみずしさや弾力を保つことができるのです。もともとスキンケアとは、加齢などさまざまな要因で皮脂の分泌が少なくなり、不足するのを補うためのものでした。昔の人は、そのために椿油などを使って外から皮脂を補っていたのです。ところがメーカーも消費者もしだいにこの本質を忘れて、つけ心地のよさだけを追求するようになっしまいました。つけ心地やテクスチャーを追求した化粧品の登場で、いつのまにか皮脂の代用品という考え方から遠ざかってしまったのです。化粧品の技術がどれだけ進歩しても、人の肌の構造そのものが変わることはありません。ここに大きなずれが生じているのです。スキンケアの本質とは、肌が自らの力で潤うことができるように手助けすることです。化粧品が肌をつくる主役ではありません。美容技術の進歩がこのことを忘れて、逆に乾燥肌や肌トラブルを増やしてしまっているともいえるのです。バリア機能の破壊による乾燥が、あらゆる肌トラブルの入り口になっていることを忘れてはなりません。これを解決するのが、天然成分100%でつくられた数少ないオーガニック化粧品であり、肌の働きそのものを内側から甦らせるヒト幹細胞美容液です。これが肌トラブルを防ぐ方法です。
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本物のオーガニックコスメで叶える素肌美人
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