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酒さ・酒さ様皮膚炎の効果的な改善法

増えつづける酒さ・酒さ様皮膚炎

「酒さ」「酒さ様皮膚炎」といった難治性の皮ふ疾患に悩む人が近年急増しています。酒さと酒さ様皮膚炎の症状は似ていますが、原因は異なります。酒さの原因は医学的に不明とされ、酒さ様皮膚炎の原因はステロイドの長期使用による副作用で明確です。酒さの治療では、炎症を抑えるためのステロイド剤やプロトピックが処方されますが、ステロイドは原則2週間以上使ってはいけないとされています。ところが酒さは難治性の皮膚疾患であり、容易に完治しないため皮膚科を変えると、再びステロイド剤が処方されて使いつづけることになります。またステロイドの使用をやめると、リバウンド症状に見舞われます。一時的に症状が悪化するので、つい使いつづけてしまい、酒さ様皮膚炎を発症するのです。この厄介な難病を抜け出すには、治療方針をしっかりさせ、ぶれない取り組みが重要となります。

対処の誤りは慢性化・悪化につながる

皮膚科を何軒回っても思うように改善せず、むしろ慢性化したり悪化するケースも少なくありません。「藁にもすがる思いでぷろろに辿り着きました」というお客様の切実な声には胸が痛みます。お酒を飲んだような赤ら顔になり、外出したり人と接するのも気が重く、だんだん精神的に落ち込んで、うつ病になってしまう人もあります。改善の出口がみえないのは、当事者にとって深刻でつらいものです。ぷろろは少しでもこうした人々の助けになりたいと願って今日まで頑張ってきました。そこから分かってきたことがたくさんあります。
酒さの赤ら顔

酒さの赤ら顔

酒さの原因は、医学的にいまだ未解明で、効果的な治療法が確立できていません。このためどこの皮膚科でも治療は手探り状態なのです。化粧品の立場からみると、原因の一つは明らかに化粧品に含まれるケミカル成分にあります。ケミカル成分を長期間つけることでバリア機能が破壊されるからです。よく酒さの原因に、紫外線、ストレス、厳しい暑さや寒さ、アルコール、激しい運動、香辛料などがあげられていますが、これはケミカル成分の蓄積が臨界状態になり、発症のきっかけになったものと考えられます。いずれにしても憎悪要因であることに違いなく、これらは避けることが肝要です。

ケミカル成分が悪化要因に

皮膚科で投与されるステロイドや抗生物質は、それ自体がケミカル成分で肌のバリア機能をこわし、憎悪要因になります。例え一時的に炎症を抑え込めても、素肌自体は改善していないので、乾燥も炎症もなくなりません。ケミカル成分の使用をやめて、素肌本来の自然治癒力を高め、バリア機能の修復を図ることが何より大事です。その証拠に、何も使えなかった敏感肌でも、天然成分100%の化粧品であれば、何の刺激もなく保湿ができてしまうからです。

酒さ・酒さ様皮膚炎の肌は、カラカラに乾燥して、かゆみ、ほてり、小さな吹き出物やヒリヒリ感などが生じます。乾燥がつらいときに、皮膚科では一切の化粧水も保湿剤も使用しないように指導します。ほとんどの保湿剤は、肌を刺激し症状を悪化させやすいからと思われます。ただバリア機能が壊れてカラカラに乾燥した肌にとって、保湿ができないのはつらいことです。皮膚科によっては、ワセリンやヒルドイドローションが保湿剤として処方されることがあります。ワセリンは刺激なく使えますが、薬やドクターズコスメはケミカル成分なので肌を刺激し、症状の悪化につながります。刺激なく保湿ができる方法であれば、バリア機能がある程度働くので修復への第一歩になります。

唯一使えるのは天然成分100%のみ

このとき唯一刺激なく使えるのが、天然成分100%のオーガニック化粧品になります。化粧品がなにも使えなくなり、ぷろろのトライアルセットをつけるのも不安で、「本当に使っても大丈夫ですか」といった切実な問い合わせがよくあります。恐る恐る使ってみたところ、なんの刺激もなく久しぶりに保湿ができたと、感激の声をいただきます。保湿ができて改善がすすみ、お医者さまが驚いたという報告もあります。これは天然成分100%の植物エキスのチカラです。角質細胞に水分が補給できれば、一定のバリアが働いて、外からのアレルギー物質の侵入も防げるのです。

ステロイドを急にやめると、一時的に症状が悪化します。この断薬によるリバウンド症状は、およそ1~2週間ほどつづきます。対処療法で抑え込まれていた薬の作用がなくなるためで、ここを過ぎると症状はかなり落ち着きます。このリバウンドをどう乗り越えるかが課題になります。化粧水を多めにつけてしっかり保湿し、クリームのとき化粧水を一滴混ぜて手のひらで練るようにしてつけると、保湿がさらによくなります。また化粧水の後にぷろろ白樺美容液を使えば、セリシンが水分を引き留めてくれて乾燥が軽減できます。また白樺樹液ドリンクを飲用すると、体内から保湿され、ターンオーバーを促して肌細胞の代謝を整えます。とくに細胞の状態を整える作用がある糖鎖栄養素の摂取は有効です。

白樺樹液ドリンク

保湿とターンオーバーを整える白樺樹液ドリンク

酒さ様皮膚炎は、酒さの治療中に併発するのが殆どで、症状はステロイドを使用した部分にのみ現れます。ここでもケミカル成分の使用は厳禁です。症状が悪化して、それまでの努力が水の泡になるからです。肌の中では炎症の残り火がくすぶっています。改善は一直線には進まず、ノコギリの刃のように一進一退しながら徐々に改善していくので、一喜一憂しないことが肝要です。悪化したようにみえても慌てないで、しばらく様子をみることが大事です。また毛髪シャンプーやお風呂のボディソープには、合成界面活性剤が使われており、洗浄液が顔にかかると改善が阻害されます。シャンプー類は必ず石けんタイプのものに切り替えましょう。

食事の見直しと腸内環境の改善

また酒さ・酒さ様皮膚炎の改善には、食べ物が大きく関係します。憎悪要因になる食べ物は避け、改善に役立つ食品を選ぶことです。そして免疫を司る腸内環境の改善を図ることが重要になります。肌荒れすると肌に神経が集中しがちですが、肌は腸内環境と密接に関係しています。暴飲暴食した翌朝には、肌荒れすることでもわかります。免疫異常とされるアトピー性皮膚炎や花粉症、さらに酒さ様皮膚炎などの改善にも、腸内細菌の働きが大きく関わっていることがわかっています。腸は「第二の脳」とも呼ばれ、近年は「腸活」が盛んにいわれるようになりました。腸は健康と美容に深くつながっているのです。

腸はもともと皮ふの一部で、肌と腸とは直接つながっています。外に現れているのが肌で、体内にあるのが胃や腸なのです。血流やリンパも肌とつながっていて、ニキビや乾燥、くすみなどの肌トラブルは、腸内環境(腸内フローラ)と密接に関係しています。腸内環境の悪化は、便秘、冷えやむくみの原因にもなり、血行不良は肌のくすみや乾燥などの肌トラブルに繋がります。

体を守る免疫細胞の70%は腸に集中していて、腸は免疫を司る臓器ともいわれています。腸が元気でなければ、いくら体によいものを食べても、吸収されて栄養やエネルギーにはなりません。腸内には肌と同様に、500~1000種類もの腸内細菌が住みついていて、その数は100兆個ともいわれ、その重さは1.5kg以上にもなります。

バランスのよい腸内環境を保つイラスト

バランスのよい腸内環境を保つ

 

腸内の常在菌を育てる食物繊維

腸活とは「運動」「食物繊維の摂取」「腸内細菌を整える」ことです。運動は腸の動きを活発にします。腸内の善玉菌を増やすには、外から細菌を取り入れる方法と、腸内で育てる育菌の方法とがあります。外から腸内細菌を摂取するには、乳酸菌サプリやヨーグルト、キムチや漬物などの発酵食品を摂取することです。ヨーグルトの摂取で、アトピーが改善し、皮ふに弾力が生まれ、乾燥が緩和され、肌のキメが改善したという報告もあります。ただ、外部から入れた菌は2~3日で腸内を通過してしまい、常在菌として腸に定着しないといわれています。

そこで腸内の常在菌を育てる必要があり、食物繊維を摂取することです。食物繊維は、腸内細菌にとって必要不可欠なエサであり、常在菌を増やすことができるからです。食物繊維は炭水化物の一種ですが、糖分とは一線を画し、そのままでは消化されません。これを腸内細菌が分解することで「短鎖脂肪酸」に変わり、腸の運動を活発にし、便通を改善し、がん細胞の増殖を抑える作用をします。

腸内環境を整えることは、生活習慣病の予防やメンタルヘルスの改善、免疫力の向上だけでなく、肌トラブルの改善にも意義が大きいのです。肌の改善が思わしくないときは、肌そのものをあれこれいじるだけでなく、腸内環境の改善に目を向けることが重要になります。
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