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化粧品の技術進歩がふやした肌トラブル

樹木

20年前にはなかった肌トラブル

ニキビは昔から青春のシンボルといわれたものです。ところが最近は、成人になってもくり返される大人ニキビや吹き出物に悩む人が増えています。ここ20年ほどの間にふえたもので、それ以前にはなかった現象だと皮膚科のお医者さんがいっています。また同時に増えたのが、毛穴やたるみなどの悩みで、20年前まではほとんど無かったといいます。齢をとってほほがこけることはあっても、肌がたるむこともなかったそうです。この変化の裏には、化粧品の変化があるとみられています。いったいどういうことなのでしょうか。
 

進化した化粧品を浸透させる技術

この変化は、化粧品作りの技術の進歩によってうみだされているのです。肌に必要な栄養素でありながら、これまで浸透しにくいとされていた分子の大きいものや、ビタミンC のようにこわれやすく、安定しにくい成分がありました。ところが近年では、成分を微細化して浸透させるナノ化の技術や、カプセルに包んで深部に到達させてから効果を発揮させる誘導体などがつかわれるようになっています。これらの成分を送り込むことで、栄養分や油分がたっぷりでメタボ状態になり、肌はつやつやしてふっくらしています。しかしそれによって油分が必要以上に多くなり、また化粧品に配合されるさまざまな化学成分によって、肌バリアが失われています。
 

油分が酸化してトラブルに

ほとんどの場合、肌の表面は合成ポリマーの膜で覆われるので、皮脂の分泌がうまくできなくなり、ターンオーバーが滞って油がうまく排出されず、油分が酸化しやすくなります。その結果、油分をため込んだ肌は毛穴が開いたり、たるんだり、正常なターンオーバーが妨げられて、新たなトラブルにつながっていくのです。肌が分泌する皮脂や、化粧品から浸透させた油分が古くなると、酸素にふれて徐々に酸化し、ひどいときは茶色になっていきます。毛穴につまった皮脂のほか、角質層の細胞間脂質、さらに細胞膜そのものが油分を多く含んでいるので、化粧品の油分とともに酸化していきます。するとその酸化した油が角質にへばりつき、くすんで見えたり、茶色っぽく見えたりするのです。
 

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肌の代謝を高める方法

ターンオーバーが正常にすすみ、肌に排出する力さえあれば、こうした不安定な油分は角質といっしょに排出されますから、肌の代謝を高めるケアがとても大切になります。そこでターンオーバーを正常化するのに、白樺樹液の力を活用する方法があります。水の代わりに白樺樹液を使った化粧水を使うことで、ミネラルやアミノ酸、ポリフェノールなどの肌に必要な栄養を補給しながら、代謝を高めることが可能になるからです。白樺樹液をそのままドリンクにした商品もあるので、これを毎日飲用すると、体内から保湿もしながら、ターンオーバーを正常に整えることができるようになります。
 

酸化をふせぐ素材

また水分の蒸発をふせぐための保湿には、栄養たっぷりの保湿クリームを使うより、ホホバ油とみつろうでシンプルにつくられたクリームを使うのがおすすめです。ホホバ油の主成分は、いわゆる油ではなく、人の皮脂にちかいワックスエステルというロウ成分です。ケーキづくりや人工心臓の潤滑剤にも使われるほど安全で、酸化しにくい性質があります。もう一つの成分であるみつろうは、ハチの巣からハチ密をとったあとに残るもので、皮ふを柔らかくする性質があり、ホホバ油と同様に通気性をもったロウ成分なので、皮脂分泌を妨げず、保湿クリームとして理想的なものです。
 

肌本来の生理作用にしたがうこと

技術の進歩は現代人にとって、いろいろ便利なものをつくり出しましたが、こと肌につける化粧品や、食品添加物のように体の中に入るものは、長い間に皮ふ障害や健康を阻害しやすい毒性をもっています。時代の風潮に流されないスキンケアは、皮ふの中に何かの成分を押し込み浸透させるのでなく、肌本来の生理作用にしたがってその働きを助けるものでなければなりません。そもそもスキンケアとは、化粧品に依存することではなく、バリアとしての皮脂の代わりになる、皮脂の代用品であったことを忘れないようにしたいものです。
 

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