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その洗顔料が乾燥肌の原因かも

ねこ1

洗顔料の誤りは肌トラブルのもと

朝晩の洗顔は、肌に付着したチリや花粉などの有害物質を落とし、寝ているあいだに分泌された余分な皮脂や汗を除去する、美しい肌をつくるもっとも基本的なスキンケアです。ところが、洗顔料の選び方を誤ると、ニキビや肌トラブルをまねき、乾燥肌の原因になる可能性があります。ほとんどの洗顔料には、合成界面活性剤が含まれているからです。合成界面活性剤は肌のバリア機能をこわす主犯格の成分なのでぜひ避けたいところです。もっとも安全な洗顔料といえば、天然成分の石けんです。
 

洗顔料のタイプと合成界面活性剤

洗顔料には、クリーム系、フォーム系、ジェル系、クレンジングが一つになったオールインワンなど、さまざまな種類があります。つっぱらない、しっとりする、キメの整った美肌を育むなど、やさしい使い心地をイメージしたものが大多数ですが、合成界面活性剤をつかうとどんなテクスチャーでもつくり出せてしまう時代です。魔法のような成分なのです。とくに、ラウリル硫酸Na、ステアリン酸グリセリル、PEG-60、水添ひまし油などの表記があれば要注意です。
 

肌なじみのよさは合成界面活性剤かも

合成界面活性剤は基本的に台所洗剤と同じ成分です。本来は混じりあわない油と水を混ぜあわてしまう性質から、つけると肌表面の脂が溶かされて、すべすべしたとても肌なじみのよいテクスチャーになります。これは肌を守っているバリア機能がこわされていくシグナルであり、ながく使うと肌の細胞が委縮して徐々にうすくなり、スカスカになって水分が蒸発しやすい肌になってしまいます。洗顔料に入っている保湿成分や美容成分は副次的なものにすぎません。界面活性剤に気をつけることがより大事なのです。

バリア機能は外から体内へ異物が侵入するのを防ぐ作用をしていますが、バリア機能がこわれるとアレルギー物質や有害成分がやすやすと肌に侵入し、刺激に対してアレルギーや炎症を引きおこすようになります。これが敏感肌です。また化粧品に含まれるその他の合成防腐剤や酸化防止剤、合成香料などの余分な成分まで一緒に入り込んでしまい、分解しないので経皮毒となり、臓器に蓄積して活性酸素を発生させ、病気の原因になります。このため合成界面活性剤が入っている洗顔料や化粧品は避けるのが賢明です。
 

石けんはより安心な洗浄成分

安心できる肌にやさしい洗浄成分として、天然の石けんがあります。石けんは合成界面活性剤とは異なり、植物油脂とアルカリを反応させてつくられ、肌のバリア機能を壊す心配がありません。成分表示では、石けん素地、脂肪酸K、脂肪酸Naなどの表記となっています。石けんはよく泡立ててから肌に押しつけるようにして汚れを浮かせ、擦らずに洗い流すことで、肌を傷めることなく付着した汚れや有害物質を適度に取りのぞけます。また下水から河川に流れ出ても、合成界面活性剤は分解性がわるいので水質を汚染したり環境破壊につながりますが、石けんは分解性が高く、河川や湖を汚さず、生態系や環境破壊につながる惧れもありません。
 

石けん1

 

石けんに代わる伝統的な洗浄成分

もし石けんのアルカリが肌に合わないという肌弱者には、天然の洗浄成分としてクレイ(粘土)や、昔から日本に伝わる米ぬか、小豆粉があります。米ぬかや小豆粉を綿の袋に入れてぬるま湯に浸し、その汁で洗顔すればしっとりした洗いあがりが得られます。冷水での洗顔は毛穴が一時的に縮んで汚れがのこったり、逆に熱いお湯は必要な皮脂まで溶かして流出させてしまうので好ましくありません。体温より低めの30~35℃のぬるま湯が適温です。
 

クレンジングは拭き取りタイプで

油性の強いメイクを落とすには、クレンジングが必要になります。クレンジングには「洗い流すタイプ」と「ふき取りタイプ」がありますが、洗い流すタイプは一般に配合されている洗浄成分が強いので肌をいためたり、肌をうすくしてしまう可能性があります。天然成分だけで作られたふき取りタイプのものであれば、肌にかける負担が少ないので、肌が弱い人にもふき取りタイプのクレンジングがおすすめです。
 

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