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抜け毛やかゆみを防ぐ石けんシャンプー

 

頭がかゆくて抜け毛がふえた!!


「シャンプーしているのに頭がかゆい」「シャンプーのたびに抜け毛が気になる」といった声をよく聞きます。男女問わず髪にまつわるトラブル(薄毛、抜け毛、切れ毛、ふけ、クセ毛、枝毛・・)は増え続けています。寝ている間に爪で掻きむしって頭皮を傷め、排水口に抜け毛がごっそり溜まったりするとガッカリします。うす毛になると「中割れしてやがて地肌が見えてきたらやだなー」とか、男性であれば生え際が後退しはじめたり、頭頂部がうすくなったりすると「若禿げになるのでは」と心配になります。こうしたかゆみや抜け毛は、シャンプーに含まれる合成成分が原因です。とくに合成界面活性剤は頭皮の皮脂を取り過ぎて乾燥し、かゆみを生じます。また合成界面活性剤は髪のキューティクルを溶かすので髪が細くなり、毛根を傷めて抜け毛を生じます。こんな心配を感じたら、すぐ石けんシャンプーに切り替えるのが賢明です。

 

頭皮のバリアをこわす合成成分


市販のシャンプーには合成界面活性剤が入っているので少量でもよく泡立ち、洗髪すると髪がサラサラになり、リンスでつやも出てダメージを受けているとは気づきません。シャンプーに添加されている合成ポリマーが、傷んだ髪を包み込んでツヤを出す作用をするからです。シャンプーには強力な洗浄成分の合成界面活性剤が使われています。合成界面活性剤は頭皮のバリアをこわすため、頭皮が荒れて弱くなり、フケやかゆみ、抜け毛などのトラブルを生じます。また髪を保護しているキューティクルが溶かされて、徐々に髪が細くなり、枝毛になったりします。毎日のシャンプーこそが、髪と頭皮の健康を損なう原因なのです。合成成分のリンスやトリートメントも同じことです。髪と頭皮の健康を考えるなら、やはり石けんシャンプーがおすすめです。
 
 
髪の構造
髪の毛の構造
 
 

石けんシャンプーの上手な使い方


石けんシャンプーを使い始めて気になるのがきしみです。髪が絡みついたり、くし通りがわるく感じるかもしれません。これは洗った後の頭皮がアルカリ性に傾くことで、髪の表面を覆っているキューティクルが開いたり、キューティクルが溶かされて傷んだりしているためです。頭皮は、指の腹でやさしくマッサージするように洗います。爪を立てて洗うと頭皮を傷つけるので気をつけましょう。そしてよくすすげばある程度くし通りは改善します。髪に傷みがあるときは櫛どおりがわるかったり抵抗感を生じることがありますが、石けんシャンプーを2、3ヶ月使い続けると髪が伸びて、使い慣れるにしたがってキューティクルが修復されると、髪質が改善され徐々に解消します。どうしても気になるときは、酢またはクエン酸をうすめてリンスし水又はぬるま湯ですすぐと中和されてスムーズになります。または石けんシャンプー専用のリンスを使うときしまなくなります。髪のダメージが大きく、どうしても石けんシャンプーがうまく使えないときは、しばらくクレイシャンプーか海藻シャンプーで洗います。泡は出ませんが、きしまずさらさらした洗い上りになります。髪が落ち着いてから石けんシャンプーに再挑戦すればよいでしょう。
 
 

合成シャンプー
合成シャンプーが皮脂腺や毛母細胞を壊す

 
 

石けんシャンプの選び方


ただ石けんシャンプーのpHは強さがさまざまで、洗浄力が必要以上に強いものもあるので注意が必要です。肌が乾燥しやすい状態になっていたり、皮脂腺の働きが弱まっていたりすると皮脂が多く取り除かれてしまい、頭皮の乾燥がかえって強まる場合もあります。植物性の石けん素地をベースに、髪や地肌に潤いを与える成分を潤沢に配合した肌にやさしい処方のものを選ぶことが大事です。石けんシャンプーの表示には、「カリ石けん素地」「石けん素地」「脂肪酸K」「脂肪酸カリウム」などが記載されています。これに植物名で〇〇エキスなどが記載されていれば天然成分100%と考えられます。石けんシャンプーは髪の毛を保護し、抜け毛やうす毛を防ぎ、キューティクルを傷めることはありません。石けんはアルカリなので、基本的に防腐剤は使われていないはずです。また洗ったあとのリンスは、絶対に合成のリンスを使わないように気をつけましょう。
 
 

石けんシャンプー
髪にやさしいぷろろの毛髪石けんシャンプー

 

生態系や環境保全のために


合成シャンプーはよく川や水路に泡が消えずに流れているのをみかけるように、自然界では容易に分解されません。最近は植物から合成される成分もありますが、自然界にない合成成分は体内に分解する酵素がなく、自然界にも分解する微生物がなく、自然界で循環することができません。またアミノ酸系をうたうシャンプーは安全と思われがちですが、合成界面活性剤が使われていることを知っておきましょう。これに対し石けんシャンプーは、汚れを包みとるとすぐに泡が消えてしまいます。河川に流れ出ても生分解されるので、生態系や環境に負荷をかけることもありません。かつて藻が繁茂して水が腐敗し大きな問題になった琵琶湖では、市民の間でリンを含む洗剤の使用をやめ、天然油脂を主原料とした粉石けんを使おうという「石けん運動」に発展し、生活排水から富栄養化の養分の流入を防いだ結果、水質が大きく改善し、今日のような美しい自然を取り戻したことがよく知られています。生態系を破壊せず、環境汚染を防ぐためにも、髪や頭皮を保護するためにも、石けんシャンプーが有効です。

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