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酒さ様皮膚炎が皮膚科で完治しないわけ

増えつづける酒さ様皮膚炎

皮膚科を何軒まわっても悪化しつづける酒さ様皮膚炎。いま炎症が悪化して、化粧水も石けんも浸みて使えない肌になり、途方にくれている人が大勢います。世界一美しいと羨ましがられた日本女性の肌はいまや遠い昔のこと。赤ら顔、痒みや肌荒れを治すつもりで皮膚科を訪ねたのに、慢性化して悪化したあげく、薬の副作用で酒さ様皮膚炎になってしまったら、いったいどう対処すればよいのでしょうか。

酒さは医学的にいまだ原因不明

酒さと診断されて皮膚科で治療をつづけても、一進一退するばかりで一向に改善しないといったことは多くの人が経験しています。病院によって治療法が少しずつ異なるので、こんどこそと期待して新しい病院で治療を受けても、ほとんどはよい結果が得られていません。じつは酒さの原因は、医学的に不明とされています。このため効果的な治療法が確立できていないからです。そこでとりあえず症状を抑え込むステロイドや抗生物質が処方されます。原因をみつけて治療するのでなく、とりあえず炎症を抑え込む対処療法です。患者は症状が辛いので、ともかく症状さえ緩和できれば納得が得られるので、皮膚科にとってステロイドは魔法の薬なのです。
酒さによる赤ら顔                 酒さによる赤ら顔

 

ステロイドの長期使用が酒さ様皮膚炎の原因

ところがステロイドは症状を一時的に抑え込むだけで、根本から治しているわけではありません。やめると強いリバウンド症状に見舞われるので容易に手放せなくなります。それだけならまだよいのですが、薬には必ず副作用があります。ステロイドはホルモンの一種なので、体内のホルモンバランスを乱したり、免疫力を低下させ、体調を狂わせるといったリスクもあります。二週間以上は使用しない方がよいとされているのに、標準治療として処方され、転院するとそこでまた処方される、それで長期使用に陥りやすいのです。ときどき使っているだけで、連続して使用していないから、という人もありますが安心はできません。ケミカル成分は体内で分解しないので蓄積していき、使用した延べ日数が影響するからです。また長期使用すると、さらに厄介な酒さ様皮膚炎という皮膚病を発症します。酒さ様皮膚炎になってしまい、治療の効果もむなしく、どうしてよいか分からずひとり悩み苦しんでいる人がたくさんいます。周りに同じような症状の人がいなければ不安になり、孤独に陥ります。でもほとんどの皮膚科では、酒さ様皮膚炎の治療法が確立されていないので、薬を塗り続けるだけで、いよいよ悪化していきます。
痒みや炎症のアレルギー反応は、肌に侵入した異物を、免疫細胞が撃退するために肌の瀬戸際で戦っている状態です。それが神経を刺激して痒みや炎症を引き起こすのです。それならいっそ、免疫細胞の働きをいったん止めてしまおうというのが抗ヒスタミン剤でありステロイドです。例えていうなら、家に泥棒が侵入して非常ベルが鳴ってうるさいので、非常ベルのスイッチを切ってしまうようなものです。たしかに静かにはなりますが、泥棒は退散したわけではないので、じっくり家の中を探しまわるはずです。ステロイドは炎症を抑えているだけなので、使用をやめれば症状が倍になってぶり返します。この脱ステロイドのリバウンド症状がとても辛いので、ついステロイドを使いつづけてしまいがちです。すると副作用があらわれて、酒さ様皮膚炎になってしまうというわけです。ステロイドの安易な使用が、症状を難治化させる要因になっています。
乾燥を和らげるために、医師が調合するドクターズコスメのヒルドイドローションやプロペト、あるいはニキビの真菌に有効に作用する抗菌薬が処方されたりします。この中でプロペトは安全とされていますが、やはり化学成分なので、酒さには悪化要因になります。また多くの医師は、保湿をしないようにと指導しています。肌はからからに乾燥して、水分を欲しがっているのに、保湿が差し止められるのです。それには理由があると思われます。ほとんどの保湿剤には、ケミカルな成分が含まれていて炎症を悪化させるからです。なぜ悪化するのか原因は不明でも、とにかく保湿をとめて、魔法の薬ステロイドが処方されるのです。

天然成分100%なら保湿が可能に

オーガニック化粧品の立場からは、たくさんの臨床例があり、酒さの主要な原因の一つは、化粧品に含まれるケミカル成分であることは明白です。そのほとんどが女性であること、ケミカル化粧品を使って10~20年経ったころに発症していることです。ケミカル成分によって肌のバリア機能が破壊され、肌を守っている常在菌がいなくなり、なにも使えない肌になるのです。
ところが不思議なことに、酒さの超敏感な肌であっても、天然成分100%の化粧品であれば、なんの刺激もなく保湿ができてしまいます。保湿さえ問題なくできれば、こわれたバリア機能があるていどカバーでき、乾燥を防いで、アレルギー物質の侵入を抑えることができるのです。この状態で、ターンオーバーを繰り返していけば、肌は新しい細胞に徐々に入れ替わり、時間はかかってもやがて正常な肌に戻っていきます。

日用品のケミカル成分にも要注意

ただ、ここで注意すべき重要なことがあります。ケミカル成分を含む化粧品をいっしょに使わないことです。またメイク用品や、洗髪シャンプー、ボディソープのケミカル成分が肌に付着しないようにしなければなりません。半年、1年たっても改善が思わしくないという人は、たいてい、無添加、オーガニック、植物由来、赤ちゃんの肌にもやさしい、などという宣伝文句に惑わされて、化学成分がいっぱい入った化粧品やメイク用品、シャンプーやヘアケア用品などをいっしょに使っていることが多いのです。健康な肌ならいざしらず、酒さや酒さ様皮膚炎の肌ですから、原因となったケミカル成分を使うのは禁物です。健康で丈夫な普通の肌ではないので、くれぐれも成分をチェックして気をつけなければなりません。いまではメイク用品も天然成分100%の安全なものが、日本でもかなりのメーカーでつくられ市販されています。

オーガニックイラスト          天然成分100%であることが大事

 

皮膚科の看板は必ずしも専門性と一致しない

ステロイドには効果減弱といって、しだいに効きが悪くなる性質があります。このためステロイドには強さに応じて5段階あり、より強いステロイドが処方されるようになります。すると、ますます慢性化・悪化していきます。医師の中には、酒さやアトピーなどの専門性に必ずしも詳しくない人もあります。ある総合病院の医師は、開業するなら患者が集まらないレントゲン科のような診療科目は掲げない、患者数が多い皮膚科、小児科、内科の看板を掲げる、と述べています。医師は医師免許があれば、どんな診療科目でも掲げることは自由なのです。つまり専門性に乏しくても、経営上で有利な診療科目を掲げている病院もあるということです。評判のよいお医者さんと、そうでないお医者さんがあるのはそのためです。

まして酒さのような未解明の皮ふ疾患に対して、専門性が高く適切な治療や処置ができる医師ばかりとはいえません。治療の適否を判断するために、複数の皮膚科を訪ねて受診し、セカンドオピニオン、サードオピニオンを求めるのも意味があることなのです。こうした事情も勘案すると、医療機関に手放しで頼るより、自然治癒力を高める肌環境をつくり、肌に負担を与えない天然成分100%のオーガニックで正しいスキンケアをすることが、酒さ・酒さ様皮膚炎から脱却して、元の美しい肌をとり戻す、もっとも賢明で根本的な改善策といえるでしょう。
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