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艶のない細い髪の毛は合成界面活性剤が原因

ヘアケア商品に使われる合成界面活性剤

本来混じり合わない水分と油分を混ぜ合わせる性質をもつ界面活性剤には、合成成分と天然成分があります。天然の界面活性剤の代表は石けんですが、普段何気なく使っている市販のシャンプー、ヘアコンディショナー、ヘアダイなどヘアケア用品には、ほとんど合成界面活性剤が使われています。髪が細くなり、抜け毛や枝毛がふえ、艶がなくなり、頭皮にふけや痒みがでるといった悩みは合成界面活性剤が原因です。

髪のタンパク質が溶かされる

天然の界面活性剤は植物が原料ですが、合成界面活性剤の原料は石油です。自然界には存在しない合成成分は、その種類が数千にものぼり、ほとんど分解しません。合成界面活性剤は、タンパク質にくっついて細胞を壊す働きがあります。シャンプー、洗顔料、クレンジングなどの洗浄成分に使われ、肌のタンパク質を溶かしてぬるぬるさせ、「しっとり感」を醸しだすために使われます。よく使われる成分に、ラウレス硫酸ナトリウム、コカミドプロピルベタインなどがあります。

キューティクルが消失

合成界面活性剤が使われている合成シャンプーやアミノ酸系シャンプーを使いつづけると、タンパク質からできている髪のキューティクルが溶かされて、どんどん髪が細くなっていきます。またキューティクルが無くなると、艶のないバサバサした髪になり、抜け毛や枝毛ができます。合成界面活性剤が引き起こす問題はそれにとどまらず、頭皮のバリア機能が壊されて、合成界面活性剤が頭皮の奥まで浸透し毛根まで壊します。毛根と毛根の間がひろくなり、薄毛や髪の分け目が目立つようになります。

毛髪の3重構造と自然なウェーブ

髪の毛の構造は、中心に毛髄質があり、その外側に毛皮質があり、いちばん外側に髪を保護している毛表皮のキューティクルがあります。この3層からなる髪の構造を毛髪の3重構造と呼んでいます。毛髪の主成分はケラチンという線維性のタンパク質で、10数種類のアミノ酸の結合によってできています。毛髪の弾力性や自然なウェーブは、ケラチンに含まれるシスチンの量で決まります。髪の根元には毛母細胞があり、毛乳頭からの指令で細胞分裂を盛んに繰り返し、一日に0.3~0.5mmほど伸びていきます。
毛髪の構造・イラスト

 

毛細血管から経皮毒に

バリア機能が壊れると、他の合成防腐剤や合成色素などシャンプーに配合されている他の合成成分も一緒に浸透し、毛細血管から全身に運ばれて臓器に蓄積します。合成成分は脂溶性のものが多いので、体内の脂肪分が多い臓器である皮下脂肪や乳房や子宮、脳などに蓄積しやすいとされます。それが婦人病やガンなどの病気の原因になると懸念されています。チリも積もれば山となり、いわゆる経皮毒と呼ばれる深刻な問題につながります。

男性に多い頭の中央部が薄くなるわけ

頭皮がダメージを受けると、抜け毛がふえ、痒くなってかさぶたができて、洗うとますますひどくなるという悪循環に陥ります。男性によくみられる頭頂部から髪が薄くなって、禿げる人が多いのは、そこにシャンプーの原液を直接かけることに原因があります。何とか進行を止めようと養毛剤をよく使いますが、ほとんどの養毛剤にも合成界面活性剤が使われており、かえって頭皮を壊していることも多いので要注意です。
薄毛の男性

経口より毒性が強い経皮毒

キューティクルは透明で角化した細胞がうろこ状に並んで、髪を保護しています。合成界面活性剤を使ったシャンプーでは、キューティクルが溶かされてしだいに消失し、頭皮にダメージを与えて、ふけや痒み、薄毛の原因になり、さらに毛細血管をめぐって体内に蓄積し、アレルギーやガンなどの病気の原因になります。合成洗剤は、経口よりも経皮のほうが、毒性が強いと報告されています。実験によれば、経口のものの多くは肝臓や腎臓から排出されますが、経皮のものは10日目で10%しか排出されず、90%は体の中に残っているということです。

髪を保護する石けんシャンプー

こうした悩みを解消するのが、石けんシャンプーです。刺激を取り除いた石けんシャンプーを使えば抜け毛がなくなり、キューティクルが徐々に復活して艶やかで腰のつよい髪になり、ふけや痒みもなくなります。ただ石けんシャンプーもピンからキリまであり、必要な皮脂まで取りすぎない、やさしいものを選ぶことが大事です。またキューティクルが傷んでいると、洗髪のとき絡んだり抵抗感を生じますが、石けんシャンプー専用のリンスを使用すれば滑りがよくなります。
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