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オーガニック化粧品が見直されている背景

「モアオーガニック」がオーガニックを超える、その理由

化粧品の目的

乾燥肌や肌荒れなど肌の悩みが増えるにつれオーガニック化粧品に注目が集まっています。ではオーガニック化粧品とは何なのか、オーガニックに何が求められているのでしょうか。そもそも化粧品の目的とは何でしょうか。薬事法ではその目的をつぎのように述べています。「人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、また皮膚もしくは毛髪をすこやかに保つ」(薬事法)ものであって、医薬品のように効果効能を謳うことはできないとしています。

化粧品とは身体にとって良いものであるべき

昔の化粧品は、一つひとつの成分が肌や身体にとってよいとされる植物が選ばれ、時代をこえて脈々と受け継がれてきました。しかし第二次大戦後から、石油化学が急速に発達し、無機質な合成成分から化粧品が作られるようになりました。そして外見を美しく見せることに機能の重点がおかれ、肌や身体にとって良いものかどうかは問題にされなくなったのです。こうした化粧品を長く使うと、シミやくすみ、肌荒れや老化など、さまざまなトラブルがみられるようになりました。昔の化粧品にはなかった現象です。そこで昔から使われて安全とされてきた植物など自然素材のもの、オーガニック化粧品が見直されるようになったというわけです。

新成分は長期使用の安全性の検証がない

オーガニック化粧品には、世界各地で伝承されてきたたくさんの植物療法の知識が取り入れられています。ハーブ類、ホホバ油、ヤシ油、石けんなど、そこには膨大な時間と経験が積み重ねられています。しかし新しい合成成分は、ほとんど1,2年のテストだけで化粧品に配合されて市場に出ていきます。それを長く使い続けたとき、肌にどんな影響があるかはほとんど検証されることなく、いわば女性たちの肌の上で実験が行われているのです。それが肌トラブルという結果になって表れています。いったんダメージを受けた肌は、その後遺症や回復に何年もかかることがあります。

外見の美しさより素肌や健康の土台

そもそもお化粧は、美しさのためというより、素肌や身体を健康に保つことが第一義的な目的でした。その健康な素肌の土台を確保したうえに、さらに美しさが追求されるべきなのです。ところが現代では、外見の美しさを追求することが優先されて、土台はないがしろになり、むしろ土台を破壊してでも美容成分を肌の奥へ送り込むことが主流になっています。その結果が肌トラブルになっているのです。

ハーブ

オーガニックの難点はコスト

昔の化粧品がケミカル化粧品にとって代わられたのは、生産コストを安くできたことが決定的な理由でした。安さが消費者に支持されて、自然原料の化粧品はいったんすたれていきました。石油を原料とする化粧品は工場での大量生産が可能なため、コストを格段に安くすることができたからです。これに対してオーガニックの主原料となる植物の生育は自然を相手に、土地を耕し、堆肥をやり、収穫してエキスを取り出すなど、膨大な工程と時間と労力がかかり、コストにはね返ります。オーガニック化粧品がどうしても高くなるのは、こうした理由からです。

肌トラブルを止め環境にも寄与するオーガニック

それでも安全なオーガニック化粧品を見直そうとする時代の背景には、こうした肌トラブルや肌の老化を食い止めたいとする願いや期待があるからです。さらに自然界の中で化学成分は容易に分解せず、環境や生態系を汚染したり破壊する問題があり、成分の中には環境ホルモンの疑いが指摘されているものもあります。オーガニック化粧品への関心が入り口となって、オーガニックはいまやライフスタイルや生き方にまで広がりをみせているのです。

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