オーガニック基礎知識

合成ポリマーが乾燥肌を加速しています!

自然とクリスタル地球儀

保湿効果が高く、しっとり感が長持ちし、かさつかずハリが出たように感じる、そんな満足感を与えてくれる乳液やクリームはとても便利でありがたいですね。でもちょっと待ってください。ラベルに合成ポリマーの表示はないでしょうか。じつはこの合成ポリマーが乾燥肌や敏感肌を助長する大きな原因になっているとしたらどうでしょうか。

合成ポリマーは液体のビニールです。

~ポリマー、~コポリマー、ジメチコン、ジメチコン~、シメチコン、~クロスポリマー、カルボマーなどの記載があれば、これは合成ポリマーか合成樹脂です。粘りと透明性があり、感触のよいのが特徴で、合成界面活性剤といっしょに使われることで肌のバリア機能をこわす力を強めてしまいます。

肌のバリア機能をはたしているのは皮脂膜と角質層ですが、合成界面活性剤はそのバリア機能をこわして水分を浸透させることで、皮ふを水で膨らませます。その水分を保持するために合成ポリマーが肌の表面に薄いビニールの膜をつくってフタをするのです。すると魔法のようにシワが消えて、肌はつややかになり、ハリが出てきます。これは肌がよくなったのではなく、ビニールの力を借りてシワやたるみを目立たなくしただけです。

そこまではよいとして、皮ふは皮脂を正常に分泌できなくなり、常在菌もいなくなり、肌は本来の機能を失っていきます。そうなるとシリコン系の敏感肌用化粧品しか使えない肌になり、乾燥肌が進んでいることには気づきません。行き着く先はインナードライ、乾燥肌、敏感肌、やがて刺激に過剰反応してしまうアレルギー肌です。

渓谷

UV化粧品やクレンジングにも

合成ポリマーはUVカット化粧品の紫外線吸収剤を溶かすためにも使われます。紫外線だけを気にして使いつづけると、乾燥肌が進んでいきます。またジェルタイプのオンリーワン化粧品は水溶性ポリマーを合成界面活性剤で溶かしたものです。お湯にとけてクレンジングが簡単なタイプの化粧品には、普段の36℃の体温では落ちなくて、40℃のお湯で落ちるタイプの合成ポリマーが使われます。洗い残しは再び固まって、乾燥肌や敏感肌の原因になるのです。

合成ポリマーはほんの少量で効果を発揮するので、配合量の多い順に記載される表示では後順位になって目立たちません。ラベルや成分表示をよく確かめて選ぶようにすることが大切です。
将来の美肌のためには、こうした肌を傷める成分が使われていない化粧品を吟味したり、植物原料で作られたオーガニック化粧品を使うようにすることが安全です。便利の裏にはこうした危険が潜んでいることを知っておきましょう。