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白樺樹液の魅力を発信! 「白樺樹液まつり」と「国際樹液サミット」

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近年、白樺の樹液に注目が集まっています。例えば、白樺の樹液を使ったメニューが表参道のフレンチレストラン「レストラン イリエ ル ジョワイユー」で提供されましたし、白樺樹液を配合したコスメなども販売されています。このような白樺樹液の魅力に以前から注目していた方々によって開催されているのが、白樺樹液まつり(毎年)と、国際樹液サミット(5年に1度)です。これらに参加する関係者の方々は、いわば白樺樹液のプロフェッショナルといえます。そこで今、白樺の樹液に関してどのようなイベントが開催されているのかをご紹介します!
 

 

北海道で開催された「美深白樺樹液春まつり」

現時点では平成28年の開催予定が公開されていないため、昨年行われた「第20回美深白樺樹液春まつり」についてご紹介します。平成27年4月18日(土)~19日(日)の2日間、美深町文化会館COM100にて催されました。

1日目は記念講演とシンポジウムがメインで、白樺樹皮や羊の毛を使ったワークショップも行われました。2日目は町から20キロほどバスで移動し、白樺林の入口の広場にたくさんのテントが立ち並んだ場所がお祭り会場になりました。アイヌの長老を招いて、採取に先立つ「カムイノミ」という神事で幕開けします。さらに、会場では白樺樹液を使ったカレーなどの料理が振舞われ、樹液を使ったクッキーや菓子、チーズなど地元の物産販売、樹液茶や樹液コーヒーの試飲、自家採取のボトリング講習などが行われました。一方で、白樺林の中では採取現場の見学や生の樹液の試飲もでき、一般来場者も気軽に楽しんでいました。4月に「美深白樺樹液春まつり」が開催されることから、気温に左右されやすい繊細な白樺樹液の採取見学が可能になるのです。とても貴重な体験になりますよ。

この他にも、スノーモービル無料試乗やかんじき森林散策クイズラリーなど、美深町そのものに触れられるイベントも多数行われています。

白樺樹液だけでなく美深町の魅力を感じることができるイベント、お近くの方や旅行の機会にぜひお出かけしてみてくださいね。最近では、美深のほか旭川など3ヶ所でも白樺樹液まつりが開催され人気を博しています。

■参考
美深町観光協会HP
http://www.bifuka-kankou.com/event.php
 

5年に1度開催される「国際樹液サミット」とは?

5年に1度開催される「国際樹液サミット」とは?

「第20回美深白樺樹液春まつり」と同時開催されたのが、「樹液サミット2015シンポジウム」です。国際という名の通り、海外からの参加者も招いて開催されます。
1995年、最初の国際樹液サミットが「樹液飲料発祥の地」といわれる美深町で開催されました。その時、日本だけでなく海外でも昔から白樺樹液を利用する文化があることや、白樺樹液に関する研究を行っていることが発信されました。

それ以降5年に1度の国際樹液サミットで、民間伝承されてきた白樺樹液の高い機能性と自然の素晴らしさ、樹液の利活用について発信&情報交換が行われるようになったのです。

「樹液サミット2015シンポジウム」では、北海道大学・寺沢実名誉教授による「白樺樹液と歩んだ30年を語る」といった講演とシンポジウムが開催されたほか、会ではひとつひとつ手作業で製作された白樺樹皮工芸品の展示や販売、樹液ハンドエステ体験コーナーなども設けられ、来場客で賑わっていました。白樺の樹皮は木目がキレイなため、フィンランドのパレコリという伝統的なかごにも使われているものになります。

普段、北海道に住んでいないと目にする機会が少ない白樺。ぜひこのようなイベントを通して、身近なところから白樺樹液を生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?

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