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セルフアロママッサージで美肌と健康を手に入れる!

虹
 

自宅でできるアロママッサージ

 
アロマテラピーは、ハーブなどの芳香植物から抽出した精油でマッサージすることにより、美容と健康に役立てるものです。体調や精神の乱れの調整にも役立ちます。しかし、専門のアロマトリートメントサロンには高価なイメージがありちょっと足が向きにくい雰囲気もあります。ところが、ちょっとした精油の知識があれば、自宅で手軽にセルフアロママッサージができてしまうのです。
 

精油の種類と作用

精油はエッセンシャルオイルとも呼ばれ、芳香植物から抽出される純度の高い芳香油です。代表的なものに、ラベンダー、カモミール、オレンジスイート、ゼラニウム、ローズマリーなど、およそ200種類ほどがあります。ラベンダーは種類が多く、紫、白、ピンクの花をつけ、葉にも芳香があります。刺激もおだやかで、すぐれた鎮静作用があり、ストレスをやわらげ、眠りを誘い、抗うつ、抗炎症作用など、安全で使いやすい精油として親しまれています。
ローズマリーは、肌のたるみやむくみの解消、脳の活性化、集中力と記憶力を高める作用があります。生育する地域や気候によっていくつかのケモタイプがあり、香りがおだやかなベルべノン、刺激が少なくスッキリした香りで抗菌作用のあるシオネール、刺激的でシャープな香りのカンファーが有名です。精油はそれぞれ香りが異なるので、好みの香りにブレンドして使用することもできます。
 
 

アロマオイル2

 
 

精油を希釈するキャリアオイル

精油は直接肌につけると刺激が強すぎるので、通常は植物油でうすめて使用します。この植物油をキャリアオイル、またはベースオイルと呼んでいます。ビタミン、ミネラル、必須脂肪酸など美容に有効な成分を多く含み、肌へのいい働きがあるので単独でもマッサージに使用できます。植物油にはホホバオイル、オリーブオイル、マカデミアナッツオイル、セサミオイル、ツ椿オイルなどが30種あまりあります。ホホバオイルかスィートアーモンドオイルは常備しておくと便利です。ホホバオイルに含まれるワックス成分は肌にもともとある成分に共通し、抗酸化作用にすぐれ、浸透性もよく、すべての肌にあいます。おしなべて高度に精製されていないほうが栄養分豊富でバランスよく含まれます。希釈する目安は1%どまりで、フェイス用では植物油30mlに対して精油3滴以内、ボディ用では精油30mlに対して精油6滴以内とするのが適量となります。
 

精油の心身におよぼす影響

精油は揮発性が高くサラサラした水には溶けない液体なので、ベースオイルで希釈して使用します。精油の芳香成分は、大脳辺縁系、記憶にかかわる海馬、自律神経やホルモンを司る視床下部に働きかけ、心身と肌を健やかにしてくれます。アロマテラピーは芳香療法として確立され、その薬理作用は認知症にも効果があるとして高齢者介護施設で取り入れるところも増えているようです。

精油の芳香成分は粒子が小さく、呼吸とともに気管支をとおり、肺の粘膜から血管に吸収され、血流にのって内臓と心身に働きかけます。肌にマッサージすると皮下の毛細血管にはいり、全身をめぐります。予防と健康維持を目的として使用されますが、法律に定める医薬品、医薬部外品、化粧品には該当しません。体調をととのえ、気分をリラックスさせ、リフレッシュするなどの効果があります。
 
 

エステ女性

 
 

セルフマッサージの仕方

自宅でマッサージを行うときは、お風呂上りが効果的です。植物油に希釈したアロママッサージオイルを適量手にとり、脚、腕、背中、お腹、首等を、手のひらで軽くマッサージしていきます。ゆっくり呼吸を整えながら、肌に浸透させていくイメージです。終わったあとは洗い流さず、そのままにします。べたつきが気になるようなら軽くタオルでふき取る程度にします。
 

アロマテラピーの始まり

アロマテラピーの始まりは、20世紀初頭にフランスの化粧品会社の研究室で、ルネ・モーリス・ガットフォセが手にやけどを負い、手近にあったラベンダーの精油に手をつけたところ素早く回復したのに驚き、「アロマテラピー(芳香治療)」という本を著したことが出発点になっています。時代の潮流が近代医学にかわりゆくなかで、植物を使った自然療法のアロマテラピーが見直され、医療分野に限らず、美容分野にもひろく利用されてきました。
 

注意すべきこと

注意事項として、精油も植物油も植物アレルギーがあるような場合には、事前にパッチテストを行うようにします。酸化しやすいオイルもあるので、1ヵ月以内に使い切る分量でつくりましょう。また柑橘系の精油の一部には光毒性があるので、つけたあと直射日光を浴びないようにする必要があります。また石油由来の合成香料でつくられたアロマオイルは有害な作用があるので、植物由来の精油とは厳密に区別することが大事です。またローズのマリーは子宮収縮作用があるので、妊娠初期や分娩前後の使用は控えるべきとされています。

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